ラナトス(@ranaroom)です。
これから近い内に究極精錬の期間に突入するという事で、今から精錬する予定の装備を露店で物色したり、自分が愛用している装備の精錬が成功した時の事を考えたりと、何かと夢が膨らむ期間なんじゃないでしょうか?
ただ、一つ気を付けてほしい事があります。
こんな季節に湧いてくるゴキブリの存在を!そう精錬詐欺も横行する期間となってくる訳ですよ。
今回はそんな精錬詐欺(精錬代行詐欺)について書いて行こうと思います。
この記事を書こうと思ったきっかけ
単純にGoogle先生で「ラグナロクオンライン 精錬 詐欺」とか「RO 詐欺」とかで検索しても詐欺にあった被害報告は出てきても、詐欺の手口については出てこないんですよね。
私は精錬詐欺の被害にあった事もないので、そんな私が想像・憶測の範疇から出ない状態で書いて良いものか迷ったのですが、ラグナロクオンラインの初心者向けブログを運営している関係上、やはり善良なプレイヤーだけではなく悪行に手を染めるプレイヤーもいるという事を、この時期にお知らせする必要もあるかと思ったので書こうと思いました。
この記事を読む際のお願い
この記事の以下文章は、私の想像・憶測が至る所にある為、ある意味フィクション的な要素が強いです。
たぶんこんなイメージだろーなー?って感じで書いてます。
精錬代行とは?
ラグ缶の景品で露店に出品する事のできない改良型濃縮オリデオコン・改良型濃縮エルニウム等の装備が破損しない精錬が行えるアイテムを使用して、過剰精錬を希望する相手の装備を一時的に預かり精錬をして、成功の有無に関わらず対価としてゼニーを頂くという商売です。
成功の有無に関わらず支払うので「改良型濃縮オリデオコン・改良型濃縮エルニウム」をゼニーに換金するイメージで合っていると思います。
精錬に失敗をすると精錬値が1下がる改良精錬よりも、失敗してもレベルが下がらない究極精錬の方が価格は高くなります。
◆ 精錬の種類については
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過剰精錬で強くなれ!5種の精錬の違いについて解説!
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精錬代行詐欺の手口とは
私が確認している方法としては、精錬を依頼する側・依頼される側どちらでも関係なく行えるもので、主に精錬品の持ち逃げを主とした手法になります。
詐欺師が精錬する側の場合
◆ 精錬成功パターン
- 詐欺師は依頼者から精錬するアイテムを受け取ります。
(依頼者は渡すアイテムと同等の価値があるアイテムを担保として受け取らないと渡した時点で持ち逃げされます。)
- 精錬費用を貰い改良型濃縮オリ・エルを使って精錬します。
(改良型濃縮オリ・エルの費用はここで回収、精錬前に支払うので詐欺師はこの時点で逃げても損はない。) - 成功します。
- 精錬値の上がったアイテムを持ち逃げします。
(精錬が成功した時点で①で詐欺師から担保として渡されたアイテムとの価値が同等ではなくなりますので、そのまま持ち逃げされます。)
- 詐欺師は結果
改良型濃縮オリ・エルをゼニーに換金する事に成功、更に持っていたアイテム以上の価値があるアイテムを1つ獲得できました。 - 依頼者は結果
精錬費用で支払ったゼニーを失いました。
◆ 精錬失敗パターン
精錬を行うまでは上記の精錬成功パターンと同じです。
- 失敗します。
- 精錬値の下がったアイテムを返却して①で渡した担保を回収します。
(精錬が失敗した時点で詐欺師は詐欺を行う必要がなくなるので、そのまま通常の取引を行います。)
- 詐欺師は結果
改良型濃縮オリ・エルをゼニーに換金する事に成功しました。 - 依頼者は結果
特に損得はありません。

精錬する側の詐欺手法としてはこんなイメージかと思います。
これを見ての感想ですが、②の時点で払い損になる可能性がある事、④の時点で価値の釣り合いが崩れる事、この2つのリスクがあるので現状のシステムではお互いノーリスクの精錬代行取引というのは不可能なのではないかな?と思います。
また、失敗パターンを見ると詐欺師は精錬に失敗した時点で渡した担保が返ってこないという、逆に損をする可能性がある事を考えると、担保を渡す次点で失敗した時の相場、もしくは精錬するアイテムより少し価格の安い担保を渡すという交渉をしてくるかも知れないです。
詐欺師が精錬を依頼する側の場合
◆ 精錬成功パターン
- 詐欺師は依頼者へ精錬するアイテムを渡します。
(詐欺師は渡すアイテムと同等の価値があるアイテムを担保として要求します。) - 精錬費用を支払い改良型濃縮オリ・エルを使って精錬してもらいます。
- 成功します。
- 精錬値の上がったアイテムを回収して①で受け取った担保を返却します。
(精錬が成功した時点で詐欺師は詐欺を行う必要がなくなるので、そのまま通常の取引を行います。)
- 詐欺師は結果
精錬値の上がったアイテムを1つ獲得する事に成功しました。 - 依頼者は結果
改良型濃縮オリ・エルをゼニーに換金する事に成功しました。
◆ 精錬失敗パターン
- 詐欺師は依頼者へ精錬するアイテムを渡します。
(詐欺師は渡すアイテムと同等の価値があるアイテムを担保として要求します。) - 精錬費用を支払い改良型濃縮オリ・エルを使って精錬してもらいます。
- 失敗します。
- 精錬値の下がったアイテムを回収せず、①で受け取った担保を持ち逃げします。
(精錬が失敗した時点で①で詐欺師に担保として渡したアイテムとの価値が同等ではなくなりますので、そのまま持ち逃げされます。)
- 詐欺師は結果
精錬には失敗されましたが、元のアイテムと同等の価値がある担保を返却しない為、損をせずに済みました。 - 依頼者は結果
精錬に失敗した担保以下のアイテムを押し付けられ損をしましたが、改良型濃縮オリ・エルをゼニーに換金する事には成功しました。

精錬を依頼する側の詐欺手法としてはこんなイメージかと思います。
詐欺師が精錬を依頼するパターンを見て貰うとわかるのですが精錬する側に詐欺を働く気持ちがないのであれば、ごく普通の取引となります。
運命が分かれるのは精錬に失敗した時だけです。
しかし現実のやり取りはこんな感じだと思う
◆ 精錬成功・失敗共通パターン
- 詐欺師は依頼者へ精錬するアイテムを渡します。
(詐欺師は渡すアイテム以上の価値があるアイテムを担保として要求します。その提案を貴方が了承して、同等以上の価値があるアイテムを渡したら持ち逃げします。) - 精錬費用を支払い改良型濃縮オリ・エルを使って精錬してもらいます。
(①で交渉が上手く行かなかった場合、詐欺師はここで半金・もしくは取り決めの7割位?の金額を先に支払う事を提案してくる可能性あり。)
以下③~④は成功・失敗パターンを参照
- 詐欺師は結果
①で成功したら持ち逃げして担保分の差額を得する事になり、仮に①はダメでも②の交渉が成立すれば精錬失敗時に更に得する事になります。 - 依頼者は結果
①で交渉に応じたら持ち逃げされて担保分の差額を損する事になり、仮に①は防げても②の交渉に応じれば精錬失敗時に更に損する事になります。

実際の交渉風景はこんな感じだと思います。
詐欺師から見たら相手も自分と同じ詐欺師の可能性がある為、なるべく自分のリスクは軽くしたいと思うはずなのです。
詐欺師が精錬を依頼する場合、この記事でいう「詐欺師が精錬する側の場合」にモロに直結します。なので、その項で行われる詐欺の可能性は潰して行くのが普通だと思います。
詐欺師は口が上手い
詐欺師は口が上手いです。
依頼側のリスクをちゃんと説明する事によって「まぁ言われてみたらそうだよね」と納得して貰える確率も高くなり、詐欺師の要求が案外すんなり通ってしまう事もあると思います。
例えば・・・
- 〇〇だけのリスクがあるので精錬成功・失敗に関わらず最後の担保を返却する時に残りの精錬費用を支払います。
- 直近1週間の露店サーチの結果は1Gだが、過去1ヶ月のデータを見ると5点出品されていて1G~1.5Gとなっているので、その間を取って1.2G分の担保をこちらに渡してくれないか?(こちらは精錬成功後に持ち逃げされる可能性が云々・・・)
仮に「こいつ面倒くせーな!そんだったら他いけや!」と断られたら、それはそれで良いのです。何故なら詐欺師は特定の誰かを騙したい訳ではないのですから・・・

リアルの世界でいう所の宗教勧誘・風俗スカウト・情報商材屋等の怪しい職業、比較的クリーンな仕事で飛込営業なんかは、とりあえず話を聞いてくれる人を探しています。
話を聞いてくれる人を見つけたら共感・納得・説得・妥協の順番で落とすだけなので、ぶっちゃけ話を聞いてくれる人ってカモなんすよ。
精錬代行の利用について
お互いノーリスクで取引が行えない以上、見知らぬ人とはそういった取引はせず、身内の中でやるのが一番良いのではないでしょうか?
仮に知らない相手と取引するのであれば、今回紹介したような可能性があると認識して以下の様な心構えでいきましょう。
- 相手の言い分を中途半端に理解しない
- 聞き分けの良い子にならない
- 自分の要求は妥協せず
- お客さんは目の前の人だけじゃない
- 相場はかならずチェックする
- めんどくせーな他いけやハゲ
- めんどくせーな他いくわハゲ

稀にやたら物分かりの良い子を演じている人に遭遇しますが、それはあまり褒められたものではないので、しっかりと言うべき所は言いましょう。
精錬詐欺について まとめ
もう少しシンプルな気もするけどこんな感じで合っていますか?
文字ばかりで僕の語彙力がないのもあって、非常に読み辛い文章になってしまいましたが、一読して貰えるとリスク回避になるんじゃないのかなと思ったり思わなかったり・・・
僕はラグナロクオンラインに復帰して来月で1年になりますが、この1年という短い期間でも何度かTwitterやRO丼などで被害報告を目にした事があり、その時は何とも言えない気持ちになった記憶があります。
僕自身は高額なゼニーを持っていないので精錬代行等を利用するような機会はないと思いますが、今後もそういったリスクは背負わないようなプレイングを心掛けて行きたいと思います。
それでは良きROライフを!
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